あなたに会えたあの日から

生まれる前のやくそくが、今、現実になる

家族


こんばんは。nicosaです。
このブログは、わたしnicosaがツインレイ男性と出会い、忘れかけていた自分の「しごと」を思い出し、自立していく…生まれてから現在までの実話をつづっています。


日曜日は、父の日でしたね。

父の日、母の日…家族を想う日。いつも思い出します。


祖母が話してくれた家族の話。

今日は、わたしの家族の話をします。



祖母が風邪をひいて、珍しく寝込んでしまいました。

彼と「再会」する、まだもう少し前のこと。


わたしは、祖母の家へお見舞いに行きました。

祖母は、ベットから起き上がり、話し始めました。


nicoちゃんは、だんなさんのことが好き?」


わたしは「はい。」と答えられませんでした。
首を傾げました。


「そう。nicoちゃんは、まだほんとうに好きな人に出会ってないのね?」


祖母は、なだめるようにして、わたしを優しく見つめて、それからわたしに言いました。


「あ、こっち向いて笑った。」


nicoちゃんにはね、二人の守護霊さんがついてなさるよ。あ、また、ばあちゃんを見て笑った。ふふふふ。」


「立派な守護霊さんが、ふたーりも。」


「ふふふふ。ああ、ウインクした。守護霊さんが、ばあちゃんにウインクしましたよ。」


わたしは目を丸くしてうなずいて、それから、怖々と、うしろを振り向くと、


「あらあら、見ても見えませんよ。nicoちゃんには守護霊さんは見えませんよ。ふふふふふ。」


わたしが驚いた顔でもう一度うなずくと、祖母は、お嫁に来たとき持ってきた、自慢の桐ダンスの方にゆっくりと歩いて行きました。


nicoちゃん、ここへいらっしゃい。nicoちゃんも大人になったのだから、もう、この話をしてもいいでしょ。」


トントンと畳を優しくたたくと、わたしを側に呼びました。

わたしが祖母の横に座ると、祖母は、桐ダンスの引き出しを開けて、何かを取り出しました。そして、わたしに、それを見せました。「こけし」でした。


「これ、何だと思う?」


わたしが、「こけし。」と答えると、祖母は、こう続けました。


「これはね、じいちゃんが好きだった人が、じいちゃんにくれたもの。」


祖母の顔は、笑ってもいないし、怒ってもいないし、でも、とても優しい顔をしていました。


「じいちゃんが、好きな人のところへ行ったっきり帰って来なくなって、ばあちゃんは、3人の子どものために、じいちゃんに、帰ってきてほしいと、じいちゃんの好きな人の家まで頼みに行きました。」


「まだ、子どもたちも小さかったから。」


「でも、それでよかったと思っていますよ。じいちゃんは、ばあちゃんと子どもたちの家に帰ってきてくれました。そして、ずっといてくれたでしょう?nicoちゃんも知っているように。天国に帰るまで、ずっとね。」


それから、こんなことも言いました。


「家族が小さな箱の中に暮らすようになって、世の中はおかしくなってしまった。子どもはみんなで育てるもの。お父さんとお母さんだけでなく、近所の人も、知り合いの人も、みんなでね。」


そう言って、その「こけし」を、そっと優しく桐ダンスの中に仕舞いました。

祖母は立ち上がって、部屋の外に向かってゆっくりと歩いていき、そっと振り返って、こう言いました。


nicoちゃんがどんなに悪いことをしても、ばあちゃんだけは、nicoちゃんの味方ですよ。」


祖母は優しい笑顔で、わたしを見ていました。

そのとき、わたしは、祖母が何を言っているのか、何を言いたいのか、分かりませんでした。

ずっと、何のことなのか、わたしには分からないままでした。彼に出会い、いろいろなことに気付き始めるまでは。


祖母は知っていたのでしょうか。
わたしが、いつの日か、彼と出会い、自分の家族について、思い悩む日が来ることを。


そして、昨日まで、「小さな箱」の話は、核家族化の話だと思っていました。でも、今日、もう一度、祖母の言ったことを書き起こしてみて、「小さな箱」は「結婚」のことではないかと、ふと思いました。



でももう、祖母に聞くことはできません。
祖母は、空の向こうに旅立ちました。
彼と出会う、前の前の冬。
空が青く澄んだ、雲ひとつない、冬の朝でした。




nicosa


✳️その日の記事の内容にあった、わたしの好きな絵本や小説を紹介させていただきます。 ; )



のっぽのサラ

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Sarah, Plain and Tall

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