あなたに会えたあの日から

生まれる前のやくそくが、今、現実になる

心の傷。

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こんにちは。nicosaです。

 

今日は、この7月ずっと考えていたこと、夫の暴力について、わたしが気付いたことをお話しします。

 

 

わたしの夫は、

自分の母親が、

自分の祖母から暴力を受けるという

そんな家庭に育ちました。

 

 

その小さな心の中は、

とても傷ついて、

 

 

その傷は癒されることがないまま、

大人になったのかもしれないと、

思っています。

 

 

 

子どもの頃、

家庭の中に暴力があることは、

夫にとって、

普通のことでした。

 

 

 

暴力が当たり前にある、

暗く、不可解な家庭の中で、

 

 

どうして、

おばあちゃんはお母さんを叩くんだろう、

 

どうして、

お母さんは嫌だって言わないんだろう、

 

 

暗く、不可解で、不愉快な気持ちのまま、

その答えが出せないまま、

成長したのかもしれません。

 

 

 

そして、

やがて大人になり、

家庭を持ち、

家長となり、

家族を養うために仕事をして、

ストレスを抱え、

職場であった辛い出来事をきっかけに、

毎日のように、

わたしに暴言を言い、

暴力をふるうようになりました。

 

 

 

配偶者暴力相談センターの方は、

「今すぐにでも逃げて。」

と、わたしに言いました。

 

 

「家の通帳などは持ち出さないように。コピーを取っておいてください。」

 

「仕事よりもまず、子どもさんと二人で暮らす家を探しましょう。」

 

「お子さんを連れていつでも逃げることができるように、すぐに準備を。」

 

「緊急のときには、警察に連絡を。」

 

「子どもさんへの影響が心配です。すぐにでも逃げましょう。逃げるための良い方法を一緒に考えましょう。」

 

「逃げようとしていることを、夫には決して気付かれないようにしてください。行き先、避難する居所を決して夫に伝えてはいけません。お姑さんにも。」

 

「必ず追いかけてきて、必ず連れ戻されます。」

 

 

 

 

わたしが、

 

「別々に暮らすことになっても、きちんと話し合えば、子育ては一緒にやっていけると思っていました…」

 

と言うと、

 

 

 

「夫は、悪いことをしているという自覚がありません。自覚がないから、暴力や暴言をやめることはないのです。」

 

「治らないのです。」

 

「だから、夫に泣き付かれて、優しいときの夫が本当の夫だと思って、家に戻ってはいけません。同じことを繰り返すだけです。」

 

 

 

自分とcicoの居る状況は、

自分が思っているよりも、

ひどい状況なのかもしれないと思いました。

 

 

cicoをこれ以上傷つけないために、

緊急のときのために、

逃げる準備だけはしておくことにしました。

住む場所の目処を立てて、

離婚届を用意しておくことにしました。

 

 

相談センターの人には、逃げる準備をしていることを夫に知られてはいけませんと言われたけど、

 

またお酒を飲んで、暴言を言う夫に腹が立って、その離婚届を渡してしまいました。

夫には、「受け取れない。」と言われました。

 

 

 

 

 

 

これでいいのかな…

 

 

逃げられたら追いかけるに決まってる。

納得して離れなければ、

また、暗くて、不可解で、不愉快なことを、

繰り返すだけ。

 

 

 

夫の心の傷を癒す方法を、

もう一度だけ考えてみようと思いました。

逃げ出す前にもう一度。

 

 

心の病のことを調べてみました。

 

 

夫の症状は、

適応障害という病気の症状に似てる…

 

 

「がんばって治そうと言われるのは、とても辛いことなのです。」

 

「でも、治らない病気ではありません。」

 

「環境を変えてみることで、症状が改善することもあります。」

 

 

そう書いてありました。

 

 

病院に行こうと言ったら、

なぜそうするのかを上手く伝えられなかったら

症状はまた悪化するかもしれないと、

そう思いました。 

 

 

どうしたらいいんだろう…

 

 

夫のストレスの原因の一つが、

職場なのは知っていました。

 

 

だから夫に、

 

 

もうそんなにがんばらなくても大丈夫。

ずっとがんばってきたんだから

これからはゆったりと働けばいいと思う。

経験と実績を活かしてちょっと偉そうにしたっていいし、好きな趣味もたくさんして、

これからはゆったりと暮らせばいいと思う。

 

 

 

そう言って、

 

 

 

夫にたぶんちょうどいい、

転職先を

紹介しました。

 

 

 

それから、夫が、

お金の心配をしなくていいように、

 

 

 

わたしがこれからしようと思っている仕事と、

その仕事をするために、

どんなふうに今から行動しようとしているかを

話しました。

 

 

 

夫は、クスッと笑って、

「転職か…。そうだね。」と、

ぽつんと言いました。

 

 

 

 

 

 

 

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同じ景色なのに、画像に少しだけ違う加工をするだけで、こんなに違う景色に変化します。

 

 

闇と霧だけの世界にも見えるし、

不思議のファンタジーの世界にも見えるし、

穏やかな優しい澄んだ世界にも見えます。

 

 

同じ物事が、少し見方を変えたり、工夫をするだけで違うものに見えてしまう。

 

 

かこさとしさんの「科学者の目」という本の中に、コペルニクスという人の伝記が書かれています。

 

かこさとしさんは、

その中で、

コペルニクスのことをこう書いています。

 

 

 

「すぐれた科学者であったと同時に、古い時代から新時代へかわることをおし進めた偉大な思想家」

 

 

 

地球は宇宙の中心と考える

天動説が主流だった時代に、

 

太陽を宇宙の中心にしてみたら、

あれもこれも辻褄が合うと、

科学的検証にもとづいて地動説を発表した

コペルニクス

 

 

いつもと違う角度から物事を見てみたり、

 

当たり前だと思っていたことを、

 

「そうじゃないかもしれない」と思って、

 

見直してみたり、

 

そうすることで、

 

見えてくるものがあることを、

 

コペルニクスは教えてくれました。

 

 

 

 

 

暴力を受ける側から見れば、

それはドメスティックバイオレンス(DV)で、

 

でも、

違う角度から見れば、

 

その暴力は、

心の病のために現れる症状なのだとしたら、

 

 

 

誰も悪くはなくて、

 

誰も責めることはできなくて。

 

 

 

もっと早く、

 

気付いていれば…

 

 

 

 

ずっと、

 

仕事が忙しくて、

 

子どものことで、

両親のことで、

忙しくて、

 

夫の心の変化に気付かなかった。

 

 

ずっと、そばに居たはずなのに。

 

 

離れる前に、

もう少しだけ、

夫の心の傷と向き合ってみようと思いました。

 

 

 

そう思えたら、

 

なんとなく、

 

わたしが自立して、

 

まわりの人たちと一緒に生きていく様子が、

 

みんなが楽しそうに笑っている様子が、

 

頭の中に浮かんできました。

 

 

 

nicosa