今日は、先日cicoに教えてもらったアルバムの中で見つけた歌のお話です。
歌うのは、
島根県にある大学の、
その在学中に、
結成された4人組バンド。
Official髭男dism。
cicoは、「ひげだん」と呼んでいます。
アルバムの最後に収録されていました。
昨年、
伊根の浦嶋神社へ行った時、
神社の方からお聞きした、
浦嶋子とおとひめの話を、
思い出しました。
常世の国と、
ひとの国を、
行ったり来たりする。
再会した時、
仮の亀の姿から、
ほんとうの自分の姿になる。
御魂を分け、
自分の魂の半分を、
浦嶋子に預ける。
わたしの御魂を、
大切に持っていてください。
わたしとまた会いたいと思ってくださるなら。
浦嶋子は、
おとひめの御魂の入った玉手箱を抱え、
ひとの国へと旅立つ。
常世の国からひとの国へ戻った浦嶋子は、
常世の国の3年が、
ひとの国の300年だと気付く。
ひとの国の時間の中に、
浦嶋子は死んでいく。
そしてまた、
旅人となって、
旅を続け、
ぼくたち、旅をしていたんだねと、
こんなことが、
あんなことが、
あってねと、
あれはちょっと辛かったな、
それはとても楽しかったよ、
笑って話せる、
そんな日が来る。
ぼくたち、旅をしていたんだよ。
さあ。そろそろ。
そろそろ行こうか。
nicosa