あなたに会えたあの日から

生まれる前のやくそくが、今、現実になる


こんばんは。



あの人が居なくなってから、もうすぐ1年が経ちます。今、わたしの手元にあるものは、彼がわたしに送ってくれたニューヨークの図書館の写真だけになりました。



連絡用のメールアドレスは、仕事に使用していたものなので、異動のため、削除されることになりました。もらったメールはすべて消えました。


声もだんだん思い出せなくなりました。
顔もはっきり思い出せなくなってきました。
それなのに、時々、彼がそばに居るような気がする時があります。
どうかしているのかもしれません。


昨年2月に、彼の中に吸い込まれるような?不思議な体験をして、前世の自分?のことを思い出したような気がしました。


その日を皮切りに、子どものときから今までに自分の身に起こったことを走馬灯のように思い出しました。


彼の名前をずっと前から知っていたこと、「必ず会いに行くから。必ず迎えに行くから。」と誰かの声が聞こえる不思議な夢を何度も見たこと、結婚した後に一度出会ってしまったら離れられない人に会うと占い師に言われたこと、「nicoちゃんはまだほんとうに好きな人に出会っていないのね。」「どんなに悪いことをしても、ばあちゃんだけはnicoちゃんの味方だよ。」と結婚して数年経った頃に祖母に言われたこと。


子どもの頃、
自分には3つのしごとがあると思っていたこと。


たいせつな友だちとのたいせつな思い出。

辛かったこと、楽しかったこと。


その頃、
スピリチュアルを知り、
ツインレイという言葉を知りました。





彼に生い立ちを聞いてみたら、いろんなところで、わたしとシンクロしていました。彼の名前をわたしが知った年に彼が生まれていたり。彼はひとつの場所にずっと居て、わたしはその場所に何度も出入りしていました。



今までに起こったいろいろな出来事は、点と点でしかなかったのに、その時、一本の糸で繋がれました。

そして、その糸の先にはあの人がいて、その人はわたしのとてもたいせつな人だと、そう思いました。

なぜかは分からないけれど、「そうなんだ。」「そういうことだったんだ。」そんなふうに、とても納得して腑に落ちたように思えました。



だからといって、何かできるわけでもなく。
相手も自分も既婚者で、歳も離れていて。
今さら気付いてもどうなるのか。









その頃から、わたしは、何かに追い立てられるかのように動き出しました。

(向かう先は、彼の方向ではありませんでした。)



今まで、頭の中、心の中にしかなかった、たくさんの「こうしたらいいのに。」を、しごとの中で現実にしました。
それから、何かに追い立てられるかのようにブログを書き始めました。
何かに呼ばれるかのようにいろいろな場所を訪ねました。
(来月は伊東に行きます。)


それから、もうすぐ、
次のしごとを始めようとしています。


今までの自分には
考えられないようなことをする
自分がいることに、
驚いている自分がいます。


こっちの自分がほんとうの自分なのか、
前の自分がほんとうの自分なのか、
よく分からなくなって途方に暮れている自分もいます。




そんな中で、
ひとつ確かなことは、
わたしが、わたしの周りにあるたくさんの「優しさ」に気付いたこと。
そして、たくさんの「優しさ」はわたしの中に染み込み、その「優しさ」が染み込んだわたしは、以前のわたしよりも少し強くなったような気がします。








スピリチュアルもツインレイ神話も半信半疑な自分もいます。
ふりまわされて疲れてしまった、そんな自分もいます。





でも、今、ここまで来て、わたしはこんな風に思っています。



流れに身を任せて、



おとぎ話をちょっと信じてみてもいいのかな。



でも、悪あがきしてもどうにもならないから、ただ流れに身を任せて。



心の声(直感)を頼りに。


肩肘はらず、背伸びせず、今の自分で、目の前の現実を楽しむ。






わたしの大好きなチェコの芸術家、カレル・チャペックはこう言っています。


「ねえ、子どもたち、もし誰かがおとぎ話は本当じゃないと言う人がいたら、そういう人は信じちゃいけない。おとぎ話は本当であるばかりか、それ以上のもの。」


「真のおとぎ話、真の機能を備えたおとぎ話は、車座になった聴衆がいるお話だ。何かを語る必要から、耳を傾ける喜びから、それは生まれる。」




プラハ工芸美術大学教授で、チャペック兄弟の研究者パヴラ・ペチンコヴァー氏はこう言っています。

「二人の作品は、子どもだけではなく、私たち大人にも教えてくれる。魔法と奇跡のおとぎ話の世界は、日常生活に疲れ、単調さに飽きて逃げ込むガラスの城なんかではなく、注意深く観察してさえいれば、今、ここでも体験できるものなんだと。」



(2018年 渋谷区立松濤美術館、芦屋市立美術博物館 主催「チャペック兄弟と子どもの世界展」図録より引用)






nicosa