あなたに会えたあの日から

生まれる前のやくそくが、今、現実になる

紅玉

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こんにちは。nicosaです。

 

朝晩肌寒く、朝起きてから窓を開けるのがちょっと億劫な季節になりました。

 

今年の1月、「紅玉(こうぎょく)」という品種の林檎がくだもの売り場に並ぶ頃、テレビの番組の中で聞いた焼きリンゴの話を思い出しました。

 

歴史上の人物や著名人の

思い出のお菓子と、

そのエピソードや

レシピを

紹介する番組です。

 

 

その日は、

フェミニスト社会学者の女性の

思い出のお菓子でした。

 

 

紅玉で作る

焼きリンゴを紹介していました。

 

 

それは、

その女性のお母さまが

よく作ってくれた

思い出のお菓子なのだそうです。

 

 

女性のお母さまは、

父親の悪口を言っては、

こんな人と結婚したのは失敗だったと、

いつも

嘆いていたそうです。

 

 

その女性は、

そんな母親が嫌いだったと

話していました。

 

 

嫌な人と暮らさなければならない

 

 

専業主婦だから

逃げ出せない

 

 

そう嘆いている

母親が嫌だったと。

 

 

 

 

わたしも

同じでした。

 

嫌だ嫌だと嘆きながらも

夫に依存しなければ生きられない

そんな母親が、

嫌いでした。

 

 

中学から大学まで、

有名なお嬢さま学校に通い、

 

親の決めた習い事や

親の決めた学校に

文句一つ言わず通い、

 

親の決めた男性と

結婚した母親。

 

ほんとうは好きな人が居たと

嘆く母親。

 

それなのに、わたしにも

事あるごとに

自分が親にされたのと同じように

それを押し付けようとした母親。

 

 

わたしは、母親のそれを

一生懸命拒もうとしました。

 

 

そして、

 

「わたしは、お母さんのようには絶対にならない。」

 

そう思いました。中学生の頃。

 

 

 

 

 

その女性は、

大人になって、

母親が他界したあと、

 

毎年、冬になると、

 

紅玉をたくさん買ってきて

母親がいつも作ってくれた

紅玉の焼きリンゴを

作るようになったそうです。

 

 

お母さんのことを

思い出しながら。

 

 

お母さんのことを

想いながら。

 

 

お母さんの生きた時代や

その時代を生きた女性たちに、

想いを馳せながら。

 

 

あの時代を生きた女性たちが居て、

今のわたしたちが居る。

時代はずっとつながっている。

 

 

 

 

番組の中で、

その女性は

こんなことも

おっしゃっていました。

 

 

「夫を取り替えても」

「幸せにはならない。」

 

 

その言葉が、

とても、

心に突き刺さりました。

 

 

夫を取り替えても

何も変わらない

夫を取り替えても

幸せにはならない

 

夫を取り替えても…

 

 

 

 

 

新しい冬が来ます。

くだもの売り場に、紅玉が並びました。

この冬も紅玉の焼きリンゴを作りました。

 

 

前の冬に作った焼きリンゴと、

新しい冬に作る焼きリンゴは、

 

なんとなく違う味がしました。

 

 

 

 

 

nicosa